ニューデリーのハーフマラソンに20名の同性愛者が参加

インドのニューデリーで行われるハーフマラソンのレース「Airtel Delhi half-marathon」に、20名の同性愛者が参加するというニュース。
この20人は「Delhi FrontRunners and Walkers(DFR)」(デリーのフロントランナーとウォーカー)というグループのメンバーで、裾をレインボー模様にした白Tシャツの背中にグループ名を入れて走るそうです。ちなみに20名のうち9名がハーフマラソンのレースに、残る11名が7kmの「Great Delhi Run」にエントリーしたとのこと。

同性愛者への偏見がまだまだ強いインドで勇気あるなあ、と思ったら、このグループはやはり、普段はとても慎重に活動しているとのこと。DFRはランニングとウォーキング愛好者の集まりで、ニューデリー市内の公園に週1回集まってウォーキング・ツアーをしているそうですが、その公園の名前は非公開なんだそうです。また、1ヶ月ほど前にグループのWebサイトが作られるまでは、DFRへの連絡方法はメーリングリストのみだったとのこと。ちなみに現在、メンバー数は80名で男性も女性もおり、性的少数者以外に異性愛者の理解者や家族なども含まれているそうです。今回のハーフマラソン参加は、ニューデリーの高裁の、同性間性交渉を合法とする画期的判決(2009年7月)がきっかけとなって実現したとのこと。

今調べたところ、「Airtel Delhi half-marathon」は11月2日、つまり今日開催ですから、もう皆さん走り終わってる頃でしょうか。レースがつつがなく済んで、FDRのレインボーTシャツに勇気づけられた観衆がたくさんいるといいですね。