ウルグアイの法案、結局同性カップルの養子を認めない可能性も?
「ウルグアイ議会、同性カップルが養子を取ることを認める - みやきち日記」の続報です。せっかくできた新法ですが、
などの点から、結局同性カップルの養子縁組はこの法ではカバーされないのではないかという声が上がっているとのこと。
この法案を起草したMargarita Percovich代議士は、法文内に同性カップルの権利について直接的な記述はないとしながらも、同性愛者はすでにシビルユニオン登録ができ、この法はシビルユニオン登録をしたカップルが何の妨害もなく養子を迎えられるようにするものであるから、ゲイとレズビアンのカップルも養子をとれるようになると言っています。
一方、公民権法に詳しいJuan A. Ramirez弁護士はEl Pais紙に対し、明示的に法律の中に示されていない以上、裁判では同性カップルの養子は認められないだろうと述べているとのこと。
この法律が成立するまで、同国では養子を迎え入れることができるのは婚姻カップルかひとり親のみでした。それを是正するのが新法の目的だったとのことですが、法の解釈次第では、結局ヘテロのシビルユニオンカップルにだけ権利拡大されて終わってしまうということもありえそうです。今後の動きを見守っていきたいと思います。
単語・語句など
単語・語句 | 意味 |
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surname | 姓、名字 |
deputy | (フランス・イタリアなどの)代議士 |
impediment | じゃま、妨害 |
explicity | 明示的に |