英国マンチェスターのLGBTイベント「マンチェスター・プライド」に270名の警察職員が参加

今週末に英国マンチェスターで行われるLGBTイベント「マンチェスター・プライド」に、警察官と警察スタッフが合わせて270名参加するというニュース。

取り締まる側じゃないんですよ。参加者としてエントリーしたってことですよ。Police with Prideという警察職員のLGBT団体の働きで、英国じゅうの計22もの警察署からこれだけの参加者が集まったんだそうです。グレートマンチェスター警察署のDarren Haslam巡査は、「プライドに参加することで、LGBTコミュニティに対し、ゲイやトランスであっても警察で働けるのだという強くて明瞭なメッセージを送れるといいと思います」と語っています。ちなみに警察官たちは単にパレードに参加するだけでなく、「ヘイトクライムをどのように通報すればよいか」という情報提供なども行う予定だとのこと。

日本のパレードで、警察官から終始犯罪者を見る目つきで監視されつつ歩いたことのある*1身としては、夢のような話に思えます。いいなあ。

*1:もっともこれは警察だけのせいではなく、パレード開催前に実行委員の一部から批判を受けていた主催者が、「『パレード破壊分子』が騒ぎを起こそうとしている!」とあらかじめ警察にないことないこと吹き込んでいたせいもあったらしいんですけど。