「米国のLGBの約70パーセントがクリスチャン」カリフォルニアの調査会社が発表

カリフォルニアのリサーチ会社Barna Groupの調査で、米国のレズビアン、ゲイ、バイセクシュアルの成人の70パーセントがクリスチャンを自認しており、60パーセントが信仰は自分の人生にとってとても重要と考えていると判明したというニュース。ちなみに異性愛者でクリスチャンを自認する人は85パーセント、宗教を「とても重要」とする人は70パーセントだったとのこと。

以下、この研究を指揮したGeorge Barna氏の弁。


「同性愛者の成人を、神を認めない快楽主義者でキリスト教を批判する者として描写する人々は、事実から乖離している」
“People who portray gay adults as godless, hedonistic, Christian bashers are not working with the facts,”

「同性愛者の実際のマジョリティは、信仰を生活の中心的な一面だと述べ、自分自身をクリスチャンとみなし、現在の生活の中で、イエス・キリストに対して自分なりになんらかの重要な誓いを立てていると主張している」
“A substantial majority of gays cite their faith as a central facet of their life, consider themselves to be Christian, and claim to have some type of meaningful personal commitment to Jesus Christ active in their life today.


異性愛者と同性愛者では宗教的な信念や慣習にかなりの違いがあるけれども、両者の間のスピリチュアルな相違は、多くのアメリカ人が想像するより小さいのかもしれない」
Although there are clearly some substantial differences in the religious beliefs and practices of the straight and gay populations, there may be less of a spiritual gap between straights and gays than many Americans would assume.”

なるほどねえ。だから同性婚へのムーヴメントがあれだけ大きいのか、と思ってみたり。ドメスティック・パートナー制度等でヘテロの既婚カップルと同じ社会的・経済的地位が得られたとしても、神様の前でのコミットメントはできないから、それで「結婚」にこだわるということはあるのかも。いや完全に想像ですけど。

単語・語句など

単語・語句 意味
godless 不信心な、罪深い、神の存在を否定する、神を認めない
hedonistic 快楽主義者の
substantial 十分な、たっぷりした、かなりの、相当な、現実の、実際の、
facet 面、様相、一面