「百合ミシュラン」→「百合作品ガイド」→「百合作品ファイル」という名前の変遷は何を示唆しているんだろう

百合作品ファイル百合作品ファイル
コミック百合姫編集部

一迅社 2008-07-27
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一年近く発売が延び延びになっていた一迅社の「百合作品ファイル」は、同社の発売カレンダーによると2008年7月29日に出るらしいです(Amazonだと7月27日になってます)※2008年7月18日追記:その後また発売日が伸びた模様。最新情報はhttp://www.shop.ichijinsha.co.jp/book/calendar/calendar.phpをご覧ください
これまで「百合ミシュラン」→「百合作品ガイド」→「百合作品ファイル」と二転三転して名前を変えてきたこの本ですが、よく見るとこの名前の変遷ってなかなかに興味深いですね。
ミシュラン」といえば星の数で格付けをするガイドブックのこと。「ガイド」だと格付けの意は薄く、ただの「案内」または「手引き」。「ファイル」はもっとシンプルで、単に「情報を記録したもの」。こうしてみると、書名が変わるごとに作品の評価・格付けという意味が薄くなって、最終的にはシンプルな作品情報の羅列を思わせる「ファイル」という語に落ち着いているんですね。一迅社の方によると「なんだかタイトルを変えよう変えようと苦心してたら一周して普通極まりないタイトルになってしまいました」とのことですが、これって編集方針が変わるごとにタイトルを変えてきたのか、それとも最初から情報羅列型にする予定でタイトル模索していたのか、どっちなんでしょう。前者だとすると「そりゃ、発売日も延びるわな」って感じなんですが。いや、しょせん外野にはわからないことですけどね。