性科学研究者の今さらな発見

Barry Komisaruk氏(以下敬称略):膣、頸部、クリトリス、および子宮から感覚信号を伝える4つの異なる神経経路があり、そのすべてがオーガズムに寄与できることがわかった。これは新たな発見だ。

何を今さら。こんなもん、レズビアン(の、たぶん大半)にとっては周知の事実ですぜ。Suzanne Westenhoeferのギャグ*1みたいに"They STUDY it!"(ノンケはわざわざこんなもんを『研究』するんですってよ! の意)と爆笑しそうになりました。

MRIスキャナーを駆使しボランティアの協力を得て、性科学者たちが性的世界の探究を行なっている。身体への接触がなくてもイメージだけでオーガズムが起こることを実証、新刊『オーガズムの科学』にまとめた科学者たちに、身体と脳の関係の潜在的な可能性について聞いた。

Whipple:われわれの研究所では、女性は身体への接触がなくてもイメージだけでオーガズムに達し得ることを実証した。重要なことは、女性がさまざまな形の刺激からオーガズムや性的快感を得ることができるということだ。生殖器への刺激は必須のものではない。

WN生殖器によらないオーガズムについて、どのようなことがわかってきているのですか?

Whipple:それが本物のオーガズムだということだ。われわれは、オーガズムという言葉の定義を見直し、生殖器によるものだけをオーガズムと定義しないようにする必要があるだろう。イメージだけからオーガズムに達している間も、脳内では(生殖器によるオーガズムと)同じ特定の部位が活発化していることがわかった。

「これが自然だ」とか「本能だ」とか言ってちんこまんこの接触にばっかり夢中なヘテロ(もちろん、ヘテロが全員そうだとは言いませんが)は実はセックス下手、ということがはからずも証明されてしまいましたね。わはははは。いや、当人たちがそれでいいならいいんだけどさ。

*1:このギャグは、"I'm Not Cindy Brady"の中にあります。