NTTドコモからの回答がテンプレコピペだった件について(追記2件あり)
以下、昨日のエントリ「NTTドコモ「キッズiモードプラス」の差別的なアクセス制限にどう対処するか」にRy0TAさんからいただいたトラックバック記事からの引用。Ry0TAさんがNTTドコモに問い合わせをして受け取られた回答についての話です。
NTTドコモからの回答は、絶対、miyakichiさんのところの回答と同文です。
企業から僕のところに来たメールだから晒しても問題はなかろうし、僕の捏造でないことを信じてもらって、一部引用する。
弊社としては、キッズiモードプラスにおいて、アクセス制限の対象となっているサイトのすべてが、お子様にとって有害なサイトであると考えているわけではなく、どのサイトについてお子様のアクセスを制限させるべきかについてはご利用になるお客様それぞれにより価値判断が異なることと考えております。従いまして、個々のお客様ごとにカテゴリを自らご選択いただいてアクセス制限機能をご利用いただくという方法が採用できれば良いのですが、電気通信システムへの負荷などの関係から、現状では、弊社で一定のカテゴリをお示ししたうえで、当該カテゴリに従ったアクセス制限機能をご利用になるかどうかをお客様にご判断いただく方法を採用しております。
カテゴリの決定にあたりましても、お子様にとって有害であるかどうかではなく、携帯電話をご利用いただくお子様の親御様のニーズに、より近いカテゴリは何かという観点で決定しております。
わははははは同じ! 一語一句全て、あたしが受け取った回答と同じですよこれ!
ちなみにあたしの友人もNTTドコモに問い合わせをし、まったく同じ「回答」が返ってきた模様。おそらく、カテゴリの選択についての苦情や問い合わせには、一律このテンプレを送り返すことにしているんでしょうね。人的資源を極力省いたコストダウンで更なる利潤追求と、またしても、企業としては実に「合理的」な戦略をお取りですねこの会社は。
多分そんなもんだろうなと思ってはいましたが、ここまで鮮やかに予想通りだと笑いがこみあげてきてしまいますねー。
追記
Ry0TAさんから「この回答文は2006年に崎山伸夫氏がNTTドコモから受け取った回答のコピペ(cf. 崎山伸夫のBlog - NTTドコモからの回答)」と教えていただきました。ご指摘ありがとうございました。
さらに追記(23:50)
NTTドコモは、大阪府議会議員尾辻かな子氏には「現在、対象カテゴリの見直しを検討している」と電話で回答しているようです。(情報元:スラッシュドット ジャパン)
キッズi-mode担当の方と電話でお話をしたのですが、以下のような回答でした。議員さんが相手だと、突然テンプレコピペ以外の回答もできるようになるんでしょうか、この会社。だとしたら、ますますわかりやすすぎる企業体質ですね。これからの動きをじっくり見守りたいと思います。
- NTTドコモとして、同性愛自体が有害であるとは考えていない
- 現在、対象カテゴリの見直しを検討している
- 見直しにあたっては、ネットスター社の情報を使っているため、そちらとの調整もあり、時期の目処は現在のところわからない
これからNTTドコモがどのような対処をされるのか、注意深く見守りたいと思います。