そこに穴は開いてません

ドラクエ関連のエロ絵を発掘するスレッド。たいへん楽しく見たんですが、一部の(あくまで一部の)絵が前から思ってたことを説明するサンプルに使えそうだなと思いました。
その「前から思ってたこと」というのは、「どうして一部のエロ絵って、ありえない位置に膣口がついてるわけ?」です。もうほんとありえない。恥骨にドリルで穴開けないとつかない位置に膣がついてる。もっとわかりやすく言うと、男性だったらペニスがついてる位置にいきなり穴が開いてるって絵がけっこうあるじゃないですか。女性としては、そういう絵を見てると「いててててて」という気分になってきます。ちんこだろうと触手だろうと、そんなとこに突っ込むには外科手術でもしないと無理! 無理よ! 痛いよそれは!
そういうのを描いちゃう人がいるっていうのも、そういうのに興奮できる人がいるっていうのも、すっげー謎なんですよ。解剖学の知識がなく、「ちんこと穴は対になってるはずだから、ちんこと同じ位置に穴が開いてるはず!」と思い込んでいらっしゃる方々*1なんでしょうか。それとも、これまでつきあってきた性的パートナーが大変な恥ずかしがりやさんで、漆黒の闇の中でしかセックスさせてもらったことがない方々なんでしょうか。あるいは、単純にデッサン力の問題なんでしょうか。はたまた、資料を探すことさえせず、既存のエロ絵を見るだけで「わかったつもり」になって妙な描写を再生産しちゃってるってことなんでしょうか。
とにかく、これだけネットが発達していて資料がいくらでもある時代にまだそういう描写がまかり通っているってことが興味深いです。ひょっとしたら、少女マンガの異様に大きな目とかと一緒で、一種の記号として暗黙の了解を得ている表現なのかも。だとしたら、あたしがこの手のエロ絵を見て「いてててて」とうめくのは、少女マンガのデカ目を見て「埃が入りそうで痛い」と騒ぐような見当違いなことなんでしょうか。うーん、わからん。

追記(2006-09-23)

こんなサイトを発見しました。解剖学的に正しい女性器が3Dアニメーションで(!)360度ぐりぐり回転します。ネット上にはこんな資料さえあるんですね昨今は。

*1:ひょっとしたらブリジット・ジョーンズの父親みたく、「『クリトリス』を珍しい蝶々の名前か何か(正確には、"something from Nigel Cole's lepidoptery collection")だと思ってる」方々なのかも。