マックスターンの思ひ出

昨日トリノ五輪開会式でマックスターンをキメるF1カーを見ながらあたしが思い出していたのは、古いバイク友達のTくんのことです。以下、Tくんのエピソード。

Tくんはある日、友人一同と共にバイクでキャンプ場に行きました。テントを張った後でキャンプ場が混み始め、Tくんのバイクが押し歩きで出せなくなるようなクソ邪魔な位置にまで、他のキャンパーのテントがぎちぎちに張られてしまいました。朝、「T、おまえバイク出せるの?」と仲間に心配されて「かんたんかんたん」と答えたTくんは、その場でバイクのエンジンをかけ、轟音とともにマックスターンでズゴゴゴゴと180度回転をかましました。なおTくんのバイクは、乾燥重量391kgのホンダGL1500ゴールドウイング。周囲の善良な親子連れキャンパーたちの目が点になっていたそうです。
ゴールドウイングの大きさがぴんと来ない方は、「下手なハーレーよりでかい」「普通の人が『大きい』と感じるバイクを2台くっつけてダンゴにしたぐらいの大きさ」だと思ってくだせい。爽やかな朝のキャンプ場でそんな巨大な鉄の塊にまたがって土煙を上げながらマックスターンって普通しない、つか、そもそも技術的にできんわ!! なんかあたしのバイク友達ってこんな人ばっかです。