レンタルビデオ屋で途方にくれるわたくし

最近はまってる「ベタな定番レズビアン映画レビュー」シリーズ(と命名)のため、めったに行かないレンタルビデオ屋さんに行ってきました。レビューに使うようなレズビアン映画はたいてい既にセルDVDを持ってるんだけど、中には「これは別にレンタルでいつでも見られそうだし」とか思って買ってないものもあるので。
が。レンタルビデオ屋さんの店頭であたしは打ちのめされました。ねえよ、レズビアン映画がよ! 二軒回ったんだけど、確実にあるのは『バウンド』『月の瞳』という大定番や、『マルホランド・ドライブ』みたいなメジャー監督作品、そして『ベッカムに恋して』のようなレズビアン色が薄い作品ばかり。ほのぼのと可愛いラブストーリーや、笑えるコメディーなんかはほとんどない……。
「昔、他のレンタルビデオ屋さんで確かに見た作品が全然ないわよ! どういうことよ!」と思ったんだけど、今にして思えば当時あたしが通ってたところは異様に品揃えが良かったんだな。ゲイムービーの棚がちゃんとあったし、ミニシアター作品もたくさん置いてあって、めぼしいレズビアン映画はたいていそのふたつの棚のどちらかで見られたのよ。が、今うちの近所にあるレンタルビデオ屋さんは、

  1. 話題の新作映画
  2. TVドラマやお笑いのDVD
  3. 韓流

ばかりで店舗を埋め尽くしてあって、ちょっと古い作品とか、マイナーだけどいい作品とか、そういうのがほとんどないのよね。たとえて言うと、ベストセラーと雑誌しか置いてない本屋さんみたいな状態。こりゃ、使えないわ。
しかたがないのでAmazonを駆使して「買える作品は片っ端から押さえる」という方針で行こうと思います。それにしてもレズビアン映画がこんなにも不遇な扱いを受けているとは思いませんでした。淋しいなあ。