「本物の男性以外はお断り」ゲイ作家の男性パートナー、レストランのトイレ使用を拒絶される

ゲイの作家でありアクティヴィストでもあるアーミステッド・モーピン氏が、オーストラリアのレストランで氏のパートナーが性的指向を理由にトイレ使用を断られたと述べています。

詳細は以下。

モーピン氏とパートナーのクリストファーさんはそのとき、アリススプリングスの「Bojangles Restaurant and Bar」というレストランで食事中だったそうです。クリストファーさんがウエイターにトイレはどこかと尋ねたところ、このレストランにはトイレはないと言われたとのこと。


モーピンはABCに語った。「前日にもそこに行っていたので、トイレがあることはわかっていました。それで『あそこにあるのは何ですか』と聞いたところ、彼は辛辣な表情でこう言いました。『あれは本物の男性のために予約済だよ』。
「私たちはふたりとも彼の言うことが信じられませんでした。すると彼は同じことを繰り返しました。『ドアの表示を見な。“紳士用”と書いてある。あれは本物の男性のためのものなんだ』と言ったのです」
Maupin told ABC: “I knew they had one because I’d been there the day before and I said ‘what’s that over there?’, and he gave me a very pointed look and said ‘that’s reserved for real men’.

“Neither one of us could quite believe he’d said it. And he actually repeated it. He said ‘see the sign on the door. It says ‘gents’. It’s for real men’.”

このレストランはコメントを拒否しているとのこと。

LGBTとトイレの問題は、本当に頭が痛いです。オトコオトコしたシスヘテロだけが「“本物の”男」だなんていうアホな線引きにも、うんざり。もうトイレを男女別にすることをやめて、多目的トイレみたいにひとつひとつ完全に独立した個室で誰でも安全に使えるようにすることを考えるべきじゃない? 日本人や欧米人はよく中国の仕切りのないトイレを珍しいもの扱いしたりするけど、案外100年200年たったら「昔の日本や欧米のトイレって、なんと男女別だったんですってよ。野蛮ー!」って時代が来るかもしれないとあたしは思っています。