サンクトペテルブルクのLGBTプライド・イベントで少なくとも5名が逮捕

2010年6月26日、ロシアのサンクトペテルブルクで行われたLGBTイベントで、少なくとも5人の運動家が逮捕されたというニュース。

この集まりはエルミタージュ美術館の中庭で行われたとのこと。チケットを求めて並ぶ観光客たちの前で、20〜30数名のゲイ/レズビアン・アクティヴィストが「ホモフォビアは国の恥」などとシュプレヒコールしたそうです。

Radio Free Europe / Radio Libertyによると、「ピョートル1世はバイセクシュアルだった」という横断幕を掲げていた人もいたとのこと。やるなあ。

ただし、先日の「モスクワ・プライド」と違い、こちらは少なくとも5名の逮捕者が出てしまいました。この集まりには当局の許可が下りておらず、オーガナイザーはぎりぎりまで開催地を公表しないという戦略を取っていたのですが、それでも全員は逃げ切れなかったようです。

去年はモスクワのプライド・マーチが治安当局から力で制圧された一方、サンクトペテルブルクでは平和的にマーチが行われていました。今年は逆に、モスクワでの逮捕者は0名で、サンクトペテルブルクではこの有様。なかなかうまくはいかないもんです。

単語・語句など

単語・語句 意味
Hermitage museum エルミタージュ美術館
courtyard 中庭