「両性愛を祝う日」(Celebrate Bisexuality Day)、10周年を迎える

年に1度の「両性愛を祝う日」(Celebrate Bisexuality Day)が、2009年9月23日で10周年を迎えたというニュース。

両性愛を祝う日」は、アメリカのバイセクシュアル権利運動家であるWendy Curryさん、Michael Pageさん、Gigi Raven Wilbourさんが始めたもので、毎年9月23日にバイセクシュアル・コミュニティーとその支持者とで両性愛両性愛の歴史、コミュニティー、文化などをたたえようというもの。以下、Wilbourさんの言葉。


ストーンウォールの反乱以来、ゲイとレズビアンのコミュニティは力と可視性を拡大してきました。バイセクシュアルのコミュニティもまた力をつけてきましたが、多くの点で、わたしたちはまだ不可視の存在です。わたしもまた、手をつないで歩いているカップルを、その人たちの見た目のジェンダーによって自動的に異性愛者か同性愛者のどちらかに分類するよう、社会によって条件づけられてきました。
Ever since the Stonewall rebellion, the gay and lesbian community has grown in strength and visibility. The bisexual community also has grown in strength but in many ways we are still invisible. I too have been conditioned by society to automatically label a couple walking hand in hand as either straight or gay, depending upon the perceived gender of each person.

Wikipediaによるとこの「両性愛を祝う日」にはカナダ・オーストラリア・米国・ドイツ・日本・ニュージーランドスウェーデン・英国などでイベントが行われているとのこと。トロントでは討論やディナー・パーティ、ダンスパーティが行われ、クイーンズランドには仮面舞踏会があり、プリンストン大学はパーティーやパネル・ディスカッション、Q and Aイベントなどを行っているということです。

バイセクシュアルの不可視性というのはたしかに大きな問題なので、こうしたイベントが行われるのは非常にいいことだと思います。ただ、不勉強なあたしは、こういう日があること自体今まで知りませんでした(10年も続いているイベントなのに!)。「秋分の日はCelebrate Bisexuality Day」としっかり覚えておこうと思います。来年からこの日だけバイ・プライド・フラッグ(実はこの旗をデザインしたのは、『両性愛を祝う日』創始者のひとりであるMichael Pageさんだったりします)をモチーフにしたアクセサリーを付けて外を闊歩するとかしてみてもいいかも。

単語・語句など

単語・語句 意味
alongside 横に、並んで、…と共に、…に劣らず、…に伍して
condition O to V OをVするように仕込む、慣らす、訓練づける
label 分類する