ジャマイカでゲイの英国人領事が殺害され、現場に「すべてのゲイが同じ目に遭うだろう」とメモ書きが残される

同性愛嫌悪が強いことで有名なジャマイカで、ゲイの英国人領事が自宅で殺害されているのが発見されたというニュース。警察はこれをホモフォビックな事件ととらえているとのこと。

殺されたJohn Terry領事(65)は、頭部に重傷を負い、コードと布の切れ端が首に巻き付けられている状態で発見されたとのこと。おそらくランプで頭と上半身を殴られ続けたのではないかと言われています。2009年9月11日に発表された検死結果によると、死因は絞殺だそうです。

領事のベッドの横には彼を「おかま」("a batty man"、カリブ海での『同性愛者』の意の俗語)と呼ぶメモ書きが置かれており、「すべてのゲイが同じ目に遭うだろう」("This is what will happen to ALL gays")と書かれていたとのこと。

Terry領事の電話や財布が盗まれていたにもかかわらず、警察はこれを強盗目的の殺人とは考えていないとのことです。

ちなみにTerry領事は2人の子供を設けた妻と離婚済で、男性と一緒にいるところがしばしば見かけられたとのこと。容疑者はいまだに見つかっていないそうです。

日本には「同性愛者は子供を作れないから非生産的で/生物学的に間違っていて、だからバッシングされて当たり前」などとしたり顔で言う人がよくいますが、2人も子供作ってたって結局こうして殺されてしまうってことをどう説明してくれるんでしょうね。結局、ホモフォーブ(同性愛嫌悪者)にとっては「まず嫌悪と憎悪ありき」で、子供云々というのはそれを合理化するための言い訳なんだなあと思います。早く犯人がつかまってほしいです。