ワールド・アウトゲームスでの爆発事件その後
「LBGTの祭典「ワールド・アウトゲームス」にて爆弾事件、少なくとも1人が負傷 - みやきち日記」の続きというか、補足情報です。上記リンク先の情報を簡単にまとめると、現在この爆発事件について言われていることはこんな感じ。
- 爆発物の個数は計3個
- The Advocateだと「爆弾」とされているが、BBCはこれを「花火」と報道
- 爆発物はまず、男子4×200mリレー走開始間際のOesterbroスタジアムに投げ込まれた
- 飛んできた破片で、アメリカ人のアウトゲームス参加選手1名が右手を負傷
- 1時間後、別の爆発物が他のスタジアムに投げ込まれる
- こちらは怪我人なし。ただし、トラック競技の開始が90分遅れる
- 31歳のデンマーク人がヘイトクライム容疑で逮捕され、拘留中
- この容疑者は選手たちへの害意を否定しているが、花火を投げたことは認めている
Politiken紙の取材に対し、コペンハーゲン警察のPoul B Hansen長官は、もし容疑者がこのイベントが同性愛者向けのものであると気づいていなかったのなら驚きだと述べ、
とのことです。
「我々は彼がこの場所に花火を投げたのは偶然ではないと確信しています――もちろん、我々が正しいかどうかの判断は裁判官次第ですが」と付け加えた
"We are certain it was no coincidence that he threw the fireworks where he did - but it is, of course, up to the judge to decide if we are right," he added.
ちなみにワールド・アウトゲームスでは、7月26日(日)にも既に暴力事件が起こっているそうです。こちらはスウェーデンとノルウェーと英国からの参加者が殴る蹴るの暴力を受けたというもので、容疑者2名が逮捕されたとのこと。The Guardianによると、デンマークのTV局の取材を受けたカナダのカーリングチームはこの事件について「もちろん怖いです」と述べ、
と語ったとのことです。
「こうした恐怖は永遠につきまといます。ヘイトクライムは痣ができたり骨を折られたりする以上のことであり、個人としての人間に影響を及ぼし、一生残る傷跡をつけるものです」
"That fear will haunt you forever. Hate crimes go beyond bruises, go beyond broken bones and they affect you as an individual and it scars you for life."
単語・語句など
単語・語句 | 意味 |
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inflict | (打撃・傷などを)加える、負わせる、与える |
commissioner | (税務・警察などの)監察官、長官 |