Gay.comで「ジョディ・フォスターのカムアウト」についてのディベート開催中
昨日の日記にも書いたんですが、ジョディ・フォスターがスピーチ中に「私の美しいシドニー(Cydney Bernard、ジョディーのパートナーだと言われている女性)」に謝辞を述べた*1ことを「カムアウト」だととらえる報道(こことかこことか)があり、話題になっている模様です。
で、ゲイサイトGay.comでは現在、この「カムアウト」についてどう思うかというディベート↓が行われています。
今ざっと見てきたんですが、
- 「そっとしといてやれよ」
- 「個人的には、『自分はレズビアンだ』とか『この女性が自分のパートナーだ』とはっきり言ったのでなければ、カムアウトとは言えないと思う」
- 「彼女が同性愛者なら嬉しいけど、そうじゃなくたって別にオッケー」
- 「有名人がカムアウトしたとかしないとかでいちいち大騒ぎする『ゲイ・コミュニティ』にはうんざり。もっと大事なことがいくらでもあるでしょ」
……てな感じで、総じて皆さんクールですね。外野からセクシュアリティのことであーだこーだ言われるウザさがわかっている同性愛者ならではの反応かも*2。でも中には大きな勘違いをしている人↓もいました。
- 「彼女の最高作は『がんばれ!ベアーズ』だと思う。(いい女優だから)彼女が緑色だって気にしないよ!」
それはジョディ・フォスターではなくてテイタム・オニールです。
ま、そういう意見(ネタ?)もあるにせよ、概して、ニュース記事のヘッドラインの直訳だけを見て「ジョディ・フォスターが同性愛を『告白』した」だの「ジョディは『レズだった』」だのと無邪気に騒いでいる日本人の意見(Ask.jpでブログ検索してみたらざくざく出てきたよorz)よりも深くて面白いことは確かなので、興味がおありの方はのぞきに行かれるとよろしいかと思います。
*1:より正確には、"my beautiful Cydney who sticks with me through all the rotten and the bliss"、つまり「つらい時も至福の時もずっとしっかりと寄り添っていてくれた私の美しいシドニー」という言い回しだったようです。ソースはこちら。→http://www.planetout.com/entertainment/news/?sernum=6155&navpath=/entertainment/
*2:いや、中にはもちろん同性愛者以外による書き込みもあるんでしょうけど。