出生率が1.25ということは
出生率が1.25ということは、普段から「生殖に役立つセックスこそが正しいのです! それ以外は邪道!」と主張してやまない異性愛者さんたちは、生涯に1.25回しかセックスをなさらないのですね。それはそれは難儀なことで。
……というのは冗談にしても(さすがにそんな主張をするヘテロさんばっかりではないし)、日本のヘテロさんたちが一生で何百回なり何千回なりセックスするとして、そのうち「生殖に役立つ」のが平均たった1.25回以下*1っていうのは、ずいぶん低いパーセンテージだと思うのよね。もういい加減に、「生殖」っていう錦の御旗で異性間セックスを飾り立てるのやめようよー。そもそもゲイとレズビアンの間で子ども作ることだってじゅうぶん可能なのに、どうして「生殖はヘテロセクシュアルの専売特許」みたいな迷信が流布してるんだかわかんないわよ。
と思っていたら、こんな素晴らしいエントリを発見。(引用者注:以下は、「無人島に残された最後の人類数名の中に同性愛者がいたら、人類の再生産にマイナスだから困る」という珍説についての話です)
わははははお見事。レズビアンなあたしでさえも、ここまで鮮やかに書かれてしまうと、これ以上はもう何も言うことないです。というわけで異性愛者さんたちは、そろそろ「ちんこまんこセックスは異性愛者にしかできない」とか「ちんこまんこセックスだけが子どもを作れる」とか「ゲイが増えると国が滅びる」とかいう迷信を捨てた方がいいと思うな、やっぱり。
どうせ究極に走るなら、いっそこういうのはどうだろうか。生き残った男女4人(男性2人、女性2人)は、ゲイカップルとレズビアンカップルだった! 人類存亡の危機ッ! ちゃらり〜ん☆……でもね。
男A「人類が存続するためには、ぼくたちが子どもを作らないといけないってことか。」
女A「そ、そういうことになるわね。でもあたしたちだって、別に子どもがほしくないわけじゃないし、ここで人類がなしくずしに滅びちゃうのも……ねえ?」
女B「うん、そうだね。でも、セックスするのはやっぱり抵抗があるから、原始的な(どんなや)人工授精ってことになるのかな。」
男B「かなー。ボクらもそのほうがいいし。」
女A「だよね。じゃあ、(ポン)頑張ってね。」
……なにをだよ。と突っ込みつつ。
これでも子どもは生まれてくる可能性は十分ある。少なくとも排卵周期に関する知識ぐらいはあるだろうから、ムダに毎日セックスにはげむようなことは必要ないことぐらいはわかっていると思うし。もちろん、男女どっちかに生殖力がなかったりするとアレだったりするけど、でもそれはヘテロだろうが同じことだから。うん、これで滅びるなら何をやったって滅びる運命だったんだよ、人類は。
仮に人工授精とか思いつかなくても(おまぬけだと思うが)、もし人類を存続させようという強い意志があれば、何度かならセックスぐらいするかもよ? 異性と結婚してるレズビアンやゲイだっているんだしさ。