コミック百合姫
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「男子禁制☆ガールズ・ラブ大復活宣言」なんだそうで。どうもこの表現はひっかかるなあ。「男子禁制」ですか、ふーん。
私、キレイキレイな処女同士*1が「男なんて」と言いながら、閉ざされた「女の園」で乳繰り合うような百合物って嫌いなんだよね。そこまでして男の影を排除する姿勢ってのが、「女なんて、男がいればそっちに走るに決まってるんだから、せいぜい隔離していちゃいちゃさせようぜ」という発想の裏返しだもん。
そりゃ確かに、思春期百合ごっこにのぼせ上がってる小娘なんざ、ちょこっと見場が良くて小金持ってる男がちんこ勃てて近寄ってくれば、光の速さでそっちに飛びついて股開くわよ。大喜びでハメまくって結婚出産して「あれはいい思い出だった」とか言いたれるただのノンケなオバサンになんのよ。そんなこと、わかってるわよ。でもね、そういう「踏み絵」を経てすらやっぱりこの人（女の子）が好きだと強烈に思う、っていう世界だってあるわけよ*2。なのに最初から「男子禁制☆」と言い放たれると、そういう世界が存在する可能性まで否定されちゃってるようで、つまり、「男の子を入れると女の子同士の世界は崩壊するに決まってる。ていうか絶対続かない」と決め付けられているようで、なんか悲しいのよ。
ひょっとしたらこの「男子禁制☆」っていうのは「女の子以外はこの本を読まないでね☆」って意味なのかもしれないけど、だとしてもちょっとなー*3。どうしてそこまで「閉じられた特殊な世界」でいようとするのか、それがわからないわ。「百合とは、閉じられた世界である」という百合観の表れなのかしら。それとも、何も考えずに「ちょっと禁断の園っぽいコピーにしちゃれ」と書いただけなのかしら。うー、わかんね。
