映画『スウィングガールズ』感想

スウィングガールズ スペシャル・エディション [DVD]

スウィングガールズ スペシャル・エディション [DVD]

映画『スウィングガールズ』をスペシャルエディションのDVDで観ました。面白かったです。関口さんとドラムの子(役名忘れた)が好きだー。

この話をひとことで言うと、「『スウィング』がデウス・エクス・マキーナとして働くカラッと明るい青春コメディ」ってとこかな。冷静に考えると「あれ?」と思うような展開もあるんだけど、細かいことは考えずにアハハと笑って楽しんじゃうのが正解だと思います。出てくる女子高生たちがみんな「いるいる、こういう子」って感じで生き生きしてたのもよかったし、その中でメインキャラたちがきっちりキャラ立ってたのも素晴らしかった。ベタなギャグやありがちな展開も、「陳腐」というより「王道」って感じでとても楽しいです。特にイノシシのシーンなんかは、CGを使わずに大真面目かつ丁寧に撮ってあって最高でした。王道って、やっぱり強いなあ。

ちなみにDVDで買ってよかったなと思ったのは、日本語字幕(山形弁)を見ながら鑑賞できたこと。録音や滑舌の問題なのか、それとも方言の問題なのかはよくわからないけど、耳だけで聞いてあれを100%理解するのは無理だー! でもメイキングを見たら「あれでも山形市内の方言よりはわかりやすい米沢弁にしてある」ということだったので、恐れ入ってしまいましたよ。方言って、奥が深いわ。

とにかく理屈抜きに可愛くて、楽しくて、元気が出る映画なので、「最近、スカッとすることがない」とお嘆きの貴兄/貴女に、マジでおすすめ。ジャズなんか全然興味がなくたって楽しめますよ。