マッハ!!!!!!!!

以前ビューワー様に勧められたアクション映画『マッハ!』を今DVDで観てるんだけど、いいねえこれ。ハリウッド映画が香港映画パクリのワイヤーアクションとわざとらしいCGの寄せ集めになってしまった今、生身の体だけであそこまで魅せるアクション映画っていうのは貴重だと思います。

『マッハ!』で面白いのは、ガチなムエタイだけでなく、ダンスや体操の動きを取り入れているところです。結果として、力だけでなく身の軽さや素早さを強調した、ユニークなアクションになっていると思います。シルベスタ・スタローンよりジャン・クロード・ヴァン・ダム寄りの動き、と言えばイメージが伝わるでしょうか。ちなみにトニー・ジャーのよく鍛えられた体は、レズビアンから見てもかっこいいぞ。ストーリーは正直かなりシンプルですが、こういう作品にストーリー性を要求するのって、牛丼屋でチョコレートパフェを食べたがるようなものだと思います。牛丼屋に来たなら、黙って米と肉を食えばいいんです。

個人的には、オチのあっさり感がとても好きです。ハリウッドの糞映画なら絶対、無理にでも○○と○○○を○○○○てハッピーエンドにしたがるところだろうけど、ぜんぜんそうならないところに笑いました。あと、ヒロイン(なのかしら)のムエちゃんが凛々しいのもかなり好みでした。変に男とのロマンス路線に走らないのもアゲ。もっともノンケ男子の観客からはそれが気に入らんという意見も出ていたようですが、あたしゃレズビアンなんで知ったこっちゃないです。

というわけで、

1. 何も考えずに見られるアクション物が見たい
2. ヘテヘテなラブストーリーにはうんざり
3. 綺麗な体の男が好き
4. 凛々しい女の子が好き

のいずれかに当てはまる方は、正月休みにでもレンタルしてみられると良いと思います。