同性パートナーと生命保険について追記

昨日のエントリ「「家族」が自分で選べない不合理 」の生命保険のくだりについて事実誤認があったので追記。こちらのサイトさんの調査によると、条件によっては同性パートナーを受取人にできる保険会社もあるようです。

同性パートナーOKなところは、「同居している」「互いに配偶者なし」などを条件にしているケースが多いみたいですね。あと、個別対応で相談してみてくれ、というところもあるみたい。何にせよ希望はゼロではないようで、よかったよかった。情報を教えてくださったビューワー様と、これだけ詳しい調査をなさったまめたさんに、深く感謝いたします。

「あなたたちは人間だってことなの。だったら、ほかの人たちに人間でないことを期待するのはやめなさい」

以下は『ルアン先生にはさからうな』(ルアン・ジョンソン、酒井洋子訳、ハヤカワ文庫)pp305-306からの引用。底辺校の英語教師ルアン先生が黒人とヒスパニックの生徒たちに向かって叫ぶ台詞。おもに人種差別の話だけど、他のあらゆる不公平や抑圧にも通じるものがあると思います。

「あなたたち子供が腹を立てていることはわかっている」わたしはどなった。「なぜなら、世界が公平じゃないからだ。でも、そんなもの、とっとと乗り越えてしまいなさい。だって、世界はけっして公平になりはしないから。白人の男たちがすべての金とすべての権力を握っているけれど、それがこの世の現実だ。しかも彼らはそれを手放しはしない――あなたたちにも、わたしにも。だからって彼らを責めることはできないでしょ。だって、もしあなたたちが握ったら、あなたたちも彼らのために手放しはしないからよ。
(引用者略)
「いま現在、この教室には二十名の人間がすわっている」とわたしは言った。「もし、全世界に二万ドルしかないとしたら、しかもあなたたちの一人ひとりが千ドル、つまり全金額の二十分の一ずつを持っているとしたら、あなたたちは持ってるお金の半分を差しだして四十人の人たちと富を分かちあう? いったい何人が自分の力の半分を他人にあげる? 世界をもっと平等なものにするために?」当然ながら、だれひとりとして手を上げなかった。
「だからといって、あなたたちは身勝手じゃない。あなたたちは人間だってことなの。だったら、ほかの人たちに人間でないことを期待するのはやめなさい。あなたたちがそのお金をいくらかでも欲しいのなら、その権力をいくらかでも手に入れたいのなら、働いて手に入れなさい。学校へ通うもよし、訓練を積んでなにかに秀でるもよし、どん底から這い上がってのしあがるもよし――ただ、ほかの人間をいじめ、殴るのはやめなさい。そうしたところでどこに行きつけるというの。監獄行きか死ぬことになるだけじゃないの」
何かが欲しかったら、「ほかの人たちに人間でないことを期待」したってダメで、学ぶなり働くなり、とにかく自分から行動を起こしてもぎ取るしかない。ときどきそのことを忘れてしまって、やるべきこともせずに文句を言うだけで終わってしまいがちな(ほら、昨日のエントリだって保険のことをよく調べもしないで古い知識のまま書いてたぐらいだし)自分への戒めとして、ここにこの文を載せておきます。
ちなみにこの本はノンフィクション。海兵隊帰りの女性教師ルアン先生が、学校嫌いの荒れた生徒たちと真剣にぶつかり合う姿が描かれています。この先生は本当に「教えること」のプロで、まったくやる気のなかった生徒たちをシェイクスピアに夢中にさせてしまうあたりなど、舌を巻きました。ちなみに、続刊の『ルアン先生はへこたれない』もいいですよ。『ルアン先生にはさからうな』の方は、ミシェル・ファイファー主演で映画化(『デンジャラス・マインド 卒業の日まで』)されたりもしていますが、映画の方はあくまで別物のエンタテインメント作品として楽しむのがいいんじゃないかな、と思います。

『アオイシロ』メインキャラクター「カヤ」公開・ハード発表

おおお。クールビューティーさんっぽいですな。ざっくりはおったシャツ姿がいいですねー。おへそが見えてるところとか特に。あと、あの傷跡は何を意味するのか、気になります。どんな役回りなのかなあ。

雰囲気は烏月に似ているかしら…。
Halは烏月との差別化をしたかったみたいで
かなり悩んでいたみたいですよ。
とのことですが、烏月さんとかぶってるようには全然見えませんし、「差別化」はきっちり成功してるんじゃないでしょうか。好みのタイプのキャラなので、喋ったり動いたりしているところが早く見たいです。
今回の更新では、気になるハードも公式に発表されましたよ(以下、強調は引用者)。
当初はPS3を予定していましたが、ファンの皆様から
のお声や、より多くのユーザーに遊んでもらいたいとの
意図からPS2対象ソフトとさせていただきましたヽ(。・ω・。)ノ

と、いうことで『アカイイト』をプレイできた人は
アオイシロ』もプレイできるということですね。
システム周りも改良して、より良いプレイ環境を
皆さんに提供できるようにしたいですね。

やったー! これで初期投資も少なくて済むし、『アカイイト』未プレイの人にも「同じハードでできるんだから、まとめて両方買っとけ」とけしかけることができますね。価格的な敷居が低いのはいいことだー。

関連リンク

注:『アオイシロ』バナーや画像について

(C) SUCCESS 当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しております。