米アイオワ州の結婚証明書、ジェンダー・ニュートラルに

去る4月3日に同性婚が合法となった米国アイオワ州が、結婚証明書の申込書の記入欄をジェンダーニュートラルなものに変えたというニュース。これまでは「新郎」「新婦」だった欄を、「当事者A」「当事者B」に変えたんだそうです。なお、これまで通り「新郎」「新婦」欄にチェックを入れたい異性カップルは、オプションとして従来の書式の申込書を使うことも可能だとのこと。(誤訳につき訂正)なお、この書式には伝統的な異性婚をするカップルのためのオプションとして、チェック式の「新郎」「新婦」欄が設けてあり、入れたければそこにチェックを入れることもできるとのこと。

これはいいアイディアだと思いますね。「当事者A」「当事者B」なら、お互いがどんなジェンダーにアイデンティファイしていようと(あるいは、していなかろうと)申請可能だから、より結婚の間口が広がりますし。「新郎と新郎」「新婦と新婦」みたいなジェンダーに縛られたフォームを作るより、はるかに良いやり方なんじゃないでしょうか。アイオワ州では保守派が憲法を変えてまで再び同性婚を禁止しようと画策しているようですが、せっかく作ったこの制度、守っていって欲しいものです。

単語・語句など

単語・語句 意味
party 当事者
tick off …にしるしをつける
directive 指令、命令
compliance 従うこと、遵守、服従、承諾
statute 制定法、法律、法規
Attorney General 司法長官(米国では法務省や州の最高法務官)
county clerk 郡書記、郡書記官:ほとんどの州において選挙で選ばれた郡の主要行政官;通例、土地権利の記録の保管、投票用紙の配布、免許証発行などを行う
marriage license (政府職員・聖職者の発行する)結婚許可証
Constitutional Convention 憲法制定会議