「こんな文庫を読んでる女性がいたら、それは、まぁ好きになっちゃうよな」への完璧なアンサー

上記リンク先で言及されている紀伊國屋書店の「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」フェアについて、もっとも疑問に感じたことをひとつだけ。このフェアのポスターに大書されている、「本当は女子にこんな本を読んでほしいんだ」と思っている人っていうのは、いったい、どこの誰?

ポスターをもう少し読み進めると、こんな文言も出て来ますね。

こんな文庫を読んでる女性がいたら、それは、まぁ好きになっちゃうよな

だから誰やねんアンタ。どこの誰ともつかん人から突然「好きになっちゃうよな」と言われても、漫画『クズの本懐』(横槍メンゴスクウェア・エニックス)のあの有名な台詞を返すより他ないっ。

…興味のない人から向けられる好意ほど 気持ちの悪いものってないでしょう?

このフェア全体に対するアンサーが、この1行で済んじゃうと思います。

以下余談

このフェアの「SFに理解のある女性は100%モテる」という煽り文句を見て思ったんだけど、女性が男性から

「SF好きなの? どんな作品が好き?」

と言われて、

「そうねー、小松左京なら『青ひげと鬼』」

と返したらモテるの? ねえモテるの? そこまで考えた上でのフェアなの、これ?