米コロラド州のゲイ高校生、卒業式で感動的スピーチ

米国コロラド州のゲイ高校生、テッド・チャルフェン(Ted Chalfen)さんがこの5月に卒業式でおこなったスピーチが話題になっています。

詳細は以下。

壇上に立つやいなや、「ここで言おうと思っていた陳腐な決まり文句は全部すっ飛ばして、核心に入りたいと思います。ぼくはゲイです」と始めるチャルフェンさん。彼によると、このフェアヴュー・ハイスクールの生徒の多くが彼がゲイだと知っていて、ほとんどがそのことをまったく問題視していなかったのだそうです。だからこそ、卒業式でこのスピーチをしようと決意したとのこと。


「高校に入る前にカミングアウトするというのは、軽い気持ちで決めたことではありませんでした。若いゲイ男性にとってこれがいかに人生最悪の4年間となり得るかというホラーな話を耳にしたことがありましたから。ぼくはからかわれたりのけ者にされたりすることに耐えようと、しっかり覚悟を決めました。身体的ないじめをがまんする覚悟さえも。でも、自分で自分がゲイだとわかっていたし、それを隠してはおけませんでした。それで、フェアヴューに入るとき、もし誰かに訊かれたら真実を言おうと決めたんです。ぼくが出逢った反応は、全般的にすばらしいものでした。ぼくがゲイだと聞いて、あきらかにハッピーな反応を返してくれた人の数は、気にしなかった人の数よりまさっていました。そして、気にしなかった人の数は、ネガティブな反応をした少数派よりもはるかに多かったのです」
“Coming out before entering high school was not a decision that I undertook lightly. I had heard the horror stories about how this could be the worst four years of a young gay mans life. I was fully prepared to endure taunting, social ostracization, and even physical abuse. But I knew what I knew, and I couldn’t hide it anymore. So I decided that upon entering Fairview that if anyone asked me…I would tell them the truth. The response that I have received, by and large, has been stunning. The amount of people who actually seemed happy to hear that I was gay outnumbered those who didn’t care. And those who didn’t care far outnumbered the small group who reacted negatively.”

スピーチはまだ続くんだけど、途中からの拍手と歓声がすごいです。いい学校だねえ。こういう環境がもっと増えるといいな。