ヘレン・ミレン、LGBTフェスティバルの騒音を注意した後、自らTシャツでフェスティバルを宣伝

女優のヘレン・ミレンが、出演していた劇場の外で騒音を立てていたLGBTフェスティバルのミュージシャンを叱った後、自らそのフェスティバルのTシャツを着て歩いて宣伝に協力したそうです。

詳細は以下。

この一件が起こったのは先週末のこと。ヘレンはロンドンのギールグッド劇場(Gielgud Theatre)で、『The Audience』という芝居にエリザベス2世役で出演していました。ところがそこに外から騒音が。5月下旬開催予定の「As One In The Park」というLGBTイベントの宣伝で、何人かのドラマーが歩道でドラムを叩いていたんです。

ヘレンはなんと女王の衣装のまま幕間に「まっすぐ舞台を降り、まっすぐ階段を下り、まっすぐドアから出て」、このミュージシャンたちに注意しに行ったとのこと。彼女は以下のように話しています。


「やめなさい。今すぐやめなさい」 ― ただ、これよりもっと強いことばを使ったかもしれません。嫌な気分ではありましたが、でも、彼らはわたしたちの公演を台無しにしていたのです。だから、何かしなければなりませんでした」
'Stop. You've got to stop right now' ― only I might have used stronger language than that. I felt rotten, but on the other hand, they were destroying our performance, so something had to be done.”

いいなあ、女王姿のヘレン・ミレンに叱られるなんて。という問題ではないですね。とにかく、お仕事の邪魔をされ、観客にも迷惑がかかったのですから、これはきわめて正当な抗議だと思います。

しかし、これだけで終わってしまわないのがヘレン・ミレンのすごいところ。Queertyの写真をちょっとご覧になってくださいな。ヘレンってば、このLGBTグループに謝罪した後、自ら'AS ONE IN THE PARK MAY 26 VICTRIA PARK'(『As One In The Park 5月26日 ヴィクトリア公園』)と胸に大書したTシャツを着て街中を歩き、フェスティバルの宣伝に協力してるんです。彼女はまた、注意したドラマーたちを悪く思ってはいないとわかってもらうため、彼らに次の公演のチケットを進呈したいとも言っているそうです。

なんというWin-Win。かっこいいぜヘレン・ミレン