『DVDブック 体が硬い人のためのヨガ Extra Lesson』(水野健二/高橋知子、PHP研究所)レビュー(その2)

[DVDブック]体が硬い人のためのヨガ Extra Lesson[DVDブック]体が硬い人のためのヨガ Extra Lesson
水野 健二 高橋 知子

PHP研究所 2012-10-02
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今日は第2章にチャレンジ

今日は「第2章 体の硬さと向き合うポーズ研究」に取り組んでみました。「第1章 体が硬い人のためのヨガ・プログラム」(レビューはこちら)に勝るとも劣らぬわかりやすさ、気持ち良さで、とても楽しく練習できました。

第2章の内容はこんな

第2章に収録されているポーズは以下4種。

  • ネコのポーズ(8分)
  • 立ち前屈のポーズ(5分)
  • アレンジ三角のポーズ(4分)
  • 四股立ちのポーズ(4分)

最後に全レッスン共通の「くつろぎのポーズ」(4分)をつけて、トータル25分のエクササイズとなります。

感想

とにかくわかりやすい! そして、教え方がゆっくりで丁寧。新しい発見もたくさんありました。
まずびっくりしたのが、ネコのポーズです。他のヨガDVDやエクササイズDVDでも何度となくやってきたこのポーズですが、これほど詳しく適確な解説は初めて見ました。たとえば、「手のひらをアーチ状に浮かせて、指先で地面をつかむようにすると床をしっかり押しやすい」なんてこと、誰も教えてくれませんでしたよこれまで。で、確かにこのやり方だと動きが安定するんです。武道の世界で、足の指で地面をつかむようにして立つ立ち方というのがあったと思いますが、これはその手のひらバージョンなのかも。
手をついて腕を伸ばしたときの肘の向き(肘の内側同士が向かい合うようにする)まできちんと指導があるところも親切。また、「吸って丸める・吐いて伸ばす」という一般的なポーズだけでなく、より背中の筋肉を使う「集中する呼吸でのネコのポーズ」や「伸びネコのポーズ」が練習できるところもよかったです。どちらも前著『体が硬い人のためのヨガ Basic Lesson』にも載っているポーズなのですが、やはりDVDで見るとわかりやすさが一段違います。

他には四股立ちのポーズが特によかった。「そけい部を手で押して尻を真下に落とす」という説明がきわめてわかりやすい(ウエイトトレーニーならわかる。これは正しいスクワットのフォームと同じです)し、ウジャイ呼吸の練習ができるところも嬉しい。このウジャイ呼吸、これまで他のヨガDVDで音だけ聴いたことはあったものの、どうやって呼吸してるのか謎だったんですよね。気道を細くして、喉から寝息のような海鳴りのような音を発する呼吸なんですが、やってみるとおもしろいし気持ちいいです。特に四股立ちでウジャイ呼吸をしながら突っ張りをする部分では、嫌でも「上虚下実」状態を意識させられ、もっともっとやりたくなりました。

上記以外のポーズも、動きのつくり方や緊張のほぐし方が細かく解説されていて、隅から隅まで体の硬い人向け。自分の身体のクセをつかみ、動きを変えていくのにとても役に立ちそうな構成となっています。

まとめ

第2章も第1章と同じく、楽しくてためになる内容でした。定期的にこつこつやって行こうと思います。