ミネソタの花嫁、レズビアンのきょうだいにブーケを渡し同性婚法制化を訴える

ミネソタ州で結婚した異性愛者の姉がレズビアンの妹(姉かも)にブーケを渡し、同州での同性婚を実現させようと出席者一同に訴えかけるスピーチをしました。

詳細は以下。

この花嫁はナターシャ・フロスト(Natasha Frost)さんといいます。動画冒頭で、「伝統的に、花嫁はブーケをトスするものですが……」と言って、彼女はきょうだいのニタラ(Nitara)さん一家の方に向き直ります。

ニタラさんは同性パートナーのタバサさんと7年前に指輪をかわし、5人の子どもたちを育てています。この結婚式にも、タバサさんや子どもたちと一緒に出席しています。でも、ミネソタ州ではまだ同性同士の結婚は認められていません。ナターシャさんはニタラさん一家にブーケを直接手渡しながら、こんなことをスピーチしていきます。


「わたしがやりたかったのは、ミネソタの議員たちがミネソタのすべての人が結婚する権利を実際に認めるようにという望みを託して、彼女たちにブーケを渡すということなんです。今年同性婚が実現して、姉妹の中の最後のひとりの結婚を祝えるようになってほしいと思います」
“What I wanted to do was give them the bouquet in the hopes that Minnesota lawmakers will actually recognize the right for everyone to marry in Minnesota. Were[sic] hoping that happens this year, so we can celebrate the final sister's wedding,"

フロスト家は3人姉妹なのだそうです。式の出席者たちに「地元の州議会議員に連絡して、行動を起こしてほしい」と呼びかけて、ナターシャさんはこのスピーチを終えます。

ミネソタ州には同性愛を「不健康なセックス中毒」呼ばわりする議員もいる上に、スター・トリビューンの調査によれば、同州住民の53パーセントが同性婚に反対しているそうです。賛成派はわずか38パーセント。しかしながら、この州では4つの政党が同性婚に賛成しているという報道があり、マーク・デイトン知事も同性婚賛成派です。
動画の中でキャッキャとはしゃいでいる(ブーケをもらったときの嬉しそうな顔といったら!)チビたちの姿を見ても「あなたたちは家族じゃない」なんて言える人がいるのかしら。早いとこ法案(SF925/HF1054)が通って、寒いミネソタにも春が来るといいと思います。