ペルーの父親、ゲイの息子を焼き殺そうとガソリンをかけ点火

ペルーのある父親が、ゲイでHIV陽性の息子を焼き殺そうとガソリンをかけて火をつけるという事件が起こりました。近所の人が火を消し止めたため息子の命は助かりましたが、顔、腕、脚などにやけどを負ったそうです。

この父親はHitler Baneo Núñezといい、49歳。22歳の息子Rogerさんの性的指向のため近隣の人々から笑われるからという理由で犯行に及んだとのこと。なお、RogerさんはHIV陽性であるだけでなく肺炎も患っているのだそうです。以下、Rogerさんのことば。


「父さんはぼくが病気だという理由で殺そうとしたのですが、おばがぼくを父の家から連れだし、3月1日に『アルゴ・ベロ・パラ・ディオス』という施設に入れるためにイキトスに連れていってくれました」ハフィントン・ポストが翻訳した記事では、被害者はこのように言ったと伝えられている。「残念なことに、父はありのままの私を受け入れないのです」
“My dad wanted to kill me because of those illnesses, but my aunt took me out of my father’s house and took me to Iquitos to put me in the institution ‘Algo bello para Dios’ since March 1," the victim is quoted in reports translated by The Huffington Post as saying. "Unfortunately, my father doesn’t accept me as I am."

Rogerさんは3月以来この施設に入所しているとのこと。左腕のひどいやけどの痕を見せているRogerさんの写真を、Queertyで見ることができます。

この事件、直接火をつけた父親だけでなく、Rogerさんの性的指向を物笑いの種にした近所の人たちも、この暴力に荷担しているという意味で同罪だと思うわ。Rogerさんに親切なおばさんがいてくれてよかったです、ほんとに。