米老舗デパートのCMにゲイ・ウエディングが登場

米国の老舗百貨店ノードストロームが、ゲイ・ウエディングを描いたCMをリリースしました。

詳細は以下。

政治的に正しすぎて退屈と言えば退屈ですが、それでもやっぱり同性同士のカップルがちゃんと出てくるのは嬉しいです。曲がマックルモア&ライアン・ルイスの"And We Danced"だったりするところも心憎いですね。大ヒット曲"Same Love"を見ればわかる通り、同性婚支持派のアーティストですから。"And We Danced"の歌詞も、このCMに合ってると思います。

ノードストロームって、たしか顧客に絶対ノー(できません)と言わずに懇切丁寧な対応をすることで有名なデパートだったはず。調べたらこんな本も出てました。

ノードストローム・ウェイ―絶対にノーとは言わない百貨店 (日経ビジネス人文庫)ノードストローム・ウェイ―絶対にノーとは言わない百貨店 (日経ビジネス人文庫)
ロバート スペクター P.D. マッカーシー Robert Spector

日本経済新聞社 2001-02
売り上げランキング : 76788

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このノードストローム同性婚支持を表明したのは2012年のこと。さらに同年、全従業員に対してこのような声明も出しています。


当社のゲイとレズビアンの従業員について言うと、ノードストロームは早くから差別禁止ポリシーに性的指向を加えています。つまり、当社では、ゲイとレズビアンの従業員に対し、他の従業員と同様、性別、人種、肌の色、国籍、宗教、年齢、配偶者の有無、妊娠、肉体的・精神的・または知的障害、ジェンダーアイデンティティの如何に関わらず職場での法的権利および保護を与えることを保証しているのです。
With respect to our gay and lesbian employees, Nordstrom was an early adopter of adding sexual orientation to our anti-discrimination policy, which means we guarantee the same legal rights and protections in our workplace to gay and lesbian employees just as we do for other employees regardless of sex, race, color, creed, national origin, religion, age, marital status, pregnancy, physical, mental or sensory disability, and gender identity.

つまりは性的指向に関して顧客のみならず従業員に対してもノーを言わない方針なわけで、これはすごいことなんじゃないかと。もちろん狂信的キリスト教徒からは反発もあるでしょうが、そんな人たちはウォルマートで買い物してりゃいいのよ!