シンガポールでゲイ雑誌創刊

同性愛がいまだ違法とされるシンガポールで、2013年4月、Epic Mediaというインディーズのメディア企業が新しくゲイ雑誌を創刊するそうです。

詳細は以下。

この雑誌の名前は『Element』といい、各月刊誌。政府の許可の関係で、米国のサーバを使ってオンライン・マガジンとしてのみ出版するとのこと。Appleとアンドロイドのアプリストアのみで入手可能だそうです。購読者数は10000人を目標としており、来年には北京語版も出す可能性があるとのこと。

ピンク・ドットのようなLGBTイベントもある一方で、シンガポールにはまだ植民地時代に英国から持ち込まれた刑法377Aがそのまま残っています。公的な場所であろうと私的な場所であろうと、男性が他の男性と「はなはだしくみだらな行為」に及んだら最高で懲役2年の刑となるという法律です。ちなみにOogachagaが2012年に実施した調査では、同国のLGBTの60パーセントが、性的指向を理由に差別や暴言を受けたことがあると報告したそうです。

マイノリティにとって情報は命綱なので、こういう試みは成功してほしいと思います。あと英国はいいかげんに世界中の植民地にホモフォビアを持ち込んだ責任をとるべきなんじゃないの。今さら自国内でだけシビルユニオンか同性婚かなんて議論してる場合か?