ウルグアイ上院が同性婚法案を可決

2013年4月2日、ウルグアイの上院が同性婚法案を可決しました。

詳細は以下。


ウルグアイモンテビデオ(CNN) 南米ウルグアイの上院は2日、同性同士の結婚を認める法案を23対8の賛成多数で可決した。来週には下院も通過する見通しで、同法が成立すれば、国としては世界12番目に同性婚を認めることになる。
同国のムヒカ大統領は法案を支持する意向を表明している。大統領の署名で同法が成立すれば、中南米では隣国アルゼンチンに続いて同性婚を認める国となる。
法案には、「男性」「女性」という単語を民法から廃して「配偶者」という単語に置き替える内容も盛り込まれた。

ゲイ嫌いのフランチェスコ1世ローマ法王となったばかりのラテンアメリカで、こんなにも早く同性婚法案が可決されたとは興味深いです。民法から「男性」「女性」という単語をなくすという試みも面白いですね。フランチェスコ1世がまた「我々の心に刻み込まれた神の法が」とか、「同性婚は子どもへの虐待」とかなんとか大騒ぎするかもしれませんが、地動説を認めるのに350年もかかったカトリック教会のご機嫌を取るより、今生きてる人間の幸せを取るべきだとあたしは思います。ちなみにウルグアイというのは、2007年にラテンアメリカで初めてシビルユニオンを導入し、ゲイの権利を認めた国でもあります。

なおBuzzFeedによると、ラテンアメリカではウルグアイの他にコロンビアでも4月10日に上院が同性婚法案を取り上げることになっているんだそうです。ただしコロンビアでは国民の68パーセントが同性婚に反対しているという統計があり、この法案が可決される可能性は低いと見られているようです。続報が出しだい、また紹介したいと思ってます。