ゲイのボクサー、オルランド・クルスがカミングアウト後2連勝

プロボクシング界唯一のオープンリー・ゲイのボクサー、オルランド・クルス(英語読みだとオーランド・クルーズ)選手が、2013年3月16日、メキシコ人ボクサーのアーロン・マルチネス選手に6ラウンドTKOで勝ちました。2012年にカミングアウトして以来、これで2連勝です。

詳細は以下。

試合の動画はDailymotionで全部見ることができます。クルス選手は試合後、Twitterに家族やチームの仲間、LGBTコミュニティ、そして神様やおばあちゃんに感謝するツイートを投下しているとのこと。

クルス選手はプエルトリコ出身で、階級はフェザー級。2000年にはプエルトリコ代表としてオリンピックのボクシングに出場した経験があります。あまりの強さに「El Fenómeno」(非凡な人、天才)というニックネームがついており、プロとしての戦績はこれで20勝2敗1分け。

確かに強い人らしく、YouTubeにKOシーンが複数上がってますね。参考までにレオニロ・ミランダ戦でのKO場面をどうぞ。

彼が「誇りあるゲイ男性」としてカミングアウトしたのは2012年10月4日のこと。同年10月19日のカミングアウト後第1戦では、メキシコ人のホルヘ・ハソス選手を判定で下しています。今回の第2戦では、トランクスにプエルトリコ国旗の色とレインボー・カラーをあしらって戦ったとのこと。実際、Dailymotionの動画を見るとたしかにトランクスの右横側に6色の帯があるのがわかります。しかも相手をマットに沈めて勝利決定した後、ロープによじ登ってレインボーカラーの部分をグローブで指し示して見せてますよ、この人(23:20〜)。 観客も大熱狂。すげー! このままどんどん勝ち進んでいってほしいです。