米航空会社、結婚するゲイカップルに粋なはからい

米国の航空会社ジェットブルーが、これから結婚するゲイカップルにたいへん親切な対応をしたと話題になっています。

詳細は以下。

このカップルはライアムさんとニックさんといい、ニューヨークで結婚するため、ジェットブルー航空でカリフォルニアから移動していました。2012年12月のことです。たまたま客室乗務員のひとりに、これから結婚すると話したところ、3人の乗務員が即座に反応。お祝いとして、バスケットに入れた軽食に手書きのメモを添えて持ってきてくれたのだそうです。さらに、機長が機内放送で心温まるお祝いのことばを述べてもくれたそう。

ここまでで既に、ゲイカップルを無視したあげく罵倒したユナイテッド航空はえらい違いですね。

でも、この話が本当にすごいのはここから。

実はニューヨークの法律では、結婚式には立会人が必要だということになっています。ライアムさんとニックさんは、飛行機に乗ってから初めてそのことを知ったんだそうです。ところが、パニックしかけているふたりの前に、あっという間に救世主が現れました。先ほどの3人の客室乗務員のひとり、バージニアさんです。ニューヨーク在住の彼女が、仕事が空いている時間に自分が立会人になると申し出てくれたんです。ふたりが結婚した12月12日の寒い朝バージニアさんはお祝いのケーキまで携えて、自転車(オートバイ?)で市役所までやってきてくれたとのこと。その上、バージニアさんのみならず、他のクルーたちも立会人としてかけつけてくれたんだそうです。

Wikipediaを見ると、ジェットブルーは「低料金を売りとする格安航空会社(LCC)」とあります。それでこの親切さって。すばらしい。

ライアムさんとニックがジェットブルー航空に送った感謝の手紙から一部引用してみます。


350便に搭乗した瞬間から、ジェットブルーはわたしたちの結婚への旅の一部となりました。なんと優秀なクルーで、忘れられない経験で、ハートウォーミングな愛の物語だったことでしょう!
ありがとうジェットブルー、あなたたちは長い間大切にするべき素敵な思い出をわたしたちに与えてくれました。本当に人生で最高のフライトでした。
From the moment we boarded on JetBlue Flight 350, it has become part of our journey of marriage. What an exceptional crew, what an unforgettable experience, and what a heartwarming story of love!
Thank you, JetBlue, for giving us such sweet memories to cherish for years to come. It is truly the flight of a lifetime for us.

乗るんだったらこういう会社の飛行機だよね、やっぱり。