英枢機卿、「不適切な性的行為」を認め謝罪


CNN) カトリック神学生に対する性的虐待で告発されていた英スコットランドのキース・オブライエン枢機卿(74)は3日、不適切な行為があったことを認めて謝罪した。
オブライエン枢機卿は声明で「過去に司祭、大司教枢機卿としてふさわしくない性的行為」をしたと認め、「カトリック教会とスコットランドの人々」への謝罪を表明した。行為の具体的な内容には言及しなかった。
枢機卿は、1980年代に男子学生4人を性的に虐待したとの疑惑が最近になって浮上し、先週スコットランドエディンバラ大司教の職を辞任していた。声明では、当初疑惑の内容を否定していたことについて「匿名で具体性のない告発だったため」と説明し、「私のせいで傷ついた人々に謝罪し、許しを請う」と述べた。

「許し」ねえ。

ちなみにオブライエン枢機卿というのは、2012年に同性同士の恋愛関係は「肉体的、精神的、霊的な幸福に害をなす」ものだとか、同性婚は「グロテスクな狂気」だとか発言していることで有名です。同年12月には、英国のゲイ団体ストーンウォールの選ぶ「偏狭な人・オブ・ジ・イヤー」にも輝いています
自分はせっせと男子学生を性虐待しつつ、成人同士で合意にもとづいて平和につきあっている同性愛者へのヘイトを煽りまくっていたのだとしたら、偏狭な人というより偽善者・オブ・ジ・イヤーですね。仮にこれが彼の内面化されたホモフォビアによるものだったとしても、性的虐待こそ「肉体的、精神的、霊的な幸福に害をなす」ものであるという発想はなかったのかしら。

あとあたしが今勝手に危惧しているのは、カトリック教会がこういうスキャンダルを同性愛のせいにしてトカゲの尻尾切りするんじゃないかってこと。バチカンは以前から同性愛者とペドファイルを同一視するのが大好きだったりするし、今後ますます暴かれていくであろう「ふさわしくない性的行為」についても「こんな不道徳なことをしたのは加害者が同性愛者だったからだ。やはり同性愛は悪」と言い張って終わってしまうのではという気がします。杞憂ならいいんですけどね。