テキサス州の校庭でレズビアンが殴られ、意識不明の重傷

米国テキサス州のメスキート・シーボーン小学校の校庭で、27歳のレズビアンが殴る蹴るの暴力をふるわれ、意識不明の重傷を負いました。加害者は攻撃の最中アンチゲイな罵り言葉を叫んでいたとのこと。
詳細は以下。

ハフィントン・ポストによると、この事件が起こったのは2013年2月17。この女性はソンドラ・スカーバーさんといい、パートナーのヒラリー・コージーさんと一緒に、コージーさんの4歳の息子を校庭で遊ばせていました。年上の子たちがこの子をいじめ始めたので、ソンドラさんが「その子に手を出さないでくれる? まだ4歳なの」と言ったところ、いじめっ子の父親が出てきたんだそうです。

一部始終を見ていたコージーさんのことばはこちら。


「こちらが子どもを連れた父親と母親だと思って近づいてくる間、彼はそんなに怒っていなかったんです。でも、父親じゃなくて女性だと気づいたとたんに超激怒して、こちらには理由がわかりませんでした」
「彼は『そうか、お前が自分が男だと思ってるのなら……男として扱ってやる』みたいなことを言っていて、彼女はひたすら『わたしは女です、わたしは女です」と言い続けていました。身を守ろうとしてポケットから手を出す暇すらありませんでした」
'When he walked up thinking it was father and mom with the kid, he wasn’t as angry. but then when he figured out it was a female, he got like super pissed, and I don’t know why.'
'He was like, "Well if you think you’re a man… I’m going to treat you like a man." All she kept saying was, "I’m a female. I’m a female…" She never even had time to take her hands out of pockets to try and block herself.'

男はスカーバーさんにパンチとキックを浴びせ、スカーバーさんは意識を失って地面に倒れました。スカーバーさんが気絶した後もなお、この男はアンチゲイな罵り言葉を言い続けていたとのこと。

事件から2週間たっても、スカーバーさんの顎はまだワイヤで固定されたままです。回復にはまだ何ヵ月もかかるとのこと。ちなみにInstinct Magazineによると、警察はこの事件をヘイトクライムだとは考えていないんだそうですよ。さすがテキサス。

いじめっ子の親が逆ギレするというのはよくあることですが、だとしてもこれはひどすぎる。なるほど、いじめっ子というのはこうして親からヘイトと暴力を学び、代々受け継いでいくのだなと思わされた一件でした。