「ゲイをボーイスカウトに入れてあげて」8歳のカブスカウト、アメリカボーイスカウト連盟に手紙

「米ボーイスカウト連盟、同性愛者の入会禁止を撤廃するかどうかの投票を先送り - みやきち日記」の続報です。同性愛者の入会を認めるかどうかの投票を2013年2月から5月へと先送りにしたアメリボーイスカウト連盟に対し、米国に住む8歳のカブスカウトの少年が、ゲイの入会を認めてほしいと訴える手紙を書いたそうです。

詳細は以下。

この男の子の名前は、フランクくん。上記リンク先で、子どもらしい手書き文字の手紙全文を読むことができます。スペリングミスも含めてなるべく原文通りに日本語にすると、こんな感じでしょうか。


親あいなるアメリボーイスカウトれんめい様

ぼくはフランク・○○で、■■に住んでいるカブスカウトです。もっとゲイのしとたちをしえんして、ボーイスカウトに入れてあげてくらさい。ゲイたちわ悪い人とかではなくて、あいする人とけこんしたいだけなのです。きんしに反対するひょうを入れてくらさい。ボーイスカウトはみんなお守ることになっています。だからゲイのしとたちを守ってはどうですか。

けいぐ

フランク・○○

名字と居住地が伏せられているのは、この手紙をハフィントン・ポストに送ったご両親の意向だそうです。

フランクくんのご両親は、アメリボーイスカウト連盟が2012年に同性愛者の入会禁止を再び認めてから、フランクくんに何ヵ月かボーイスカウトをやめさせていたのだそうです。しかしその後、要するにこれは米国の同性愛嫌いの人たちが「公平な人々を、とても価値のあるプログラムから追い出そうとしている」ということなのだと理解して、再度入会させたとのこと。ちなみにフランクくんはこれまでにゲイの権利についての抗議運動に2回参加したことがあり、この手紙は彼自身のことばなのだそうです。

先日のエリザベスちゃんに引き続き、できた8歳児がここにも。ボーイスカウト連盟の偉い人たちは、これにどう答えるんでしょうね。
ちなみに元記事もありますが、同じアメリカでもガールスカウトにはアンチゲイなポリシーはないんですよね。トランスジェンダーの会員だっています。エレン・デジェネレスも言ってます、「ガールスカウトは差別しないわよ。クッキーを焼くのも一緒、それ食べて10ポンド太るのも一緒」ボーイスカウトもこれに習い、「キャンプをするのも一緒、ツタウルシにかぶれるのも一緒」ぐらいの心意気を持ってもいいんじゃないでしょうか。