ロンドン五輪で同性愛者選手10人がメダルを獲得/(追記)LGBT選手の最終戦績まとめ
2012年ロンドンオリンピックで、公にカミングアウトしているゲイとレズビアンの選手たちが、計10個のメダルを勝ち取りました。これはメキシコやエチオピアが獲得したメダル数と同じだそうです。
詳細は以下。
上記記事からメダリストのリストを作ってみると、こんなです。
メダル | 選手名 | 国 | 競技 |
---|---|---|---|
金 | シモーヌ・オーガスタス(Seimone Augustus) | 米国 | 女子バスケットボール |
金 | カール・ヘスター(Carl Hester) | 英国 | 馬場馬術団体 |
金 | マリリン・アグリオッティ(Marilyn Agliotti)、キム・ラマース(Kim Lammers)、Carlien Dirkse van den Heuvel、マールチュ・パウメン(Maartje Paumen)、 | オランダ | 女子フィールドホッケー |
金 | メイガン・ラピーノ(Megan Rapinoe) | 米国 | 女子サッカー |
銀 | ジュディス・アルント(Judith Arndt) | ドイツ | 自転車個人タイムトライアル |
銅 | エドワード・ガル(Edward Gal) | オランダ | 馬場馬術団体 |
銅 | リサ・レイモンド(Lisa Raymond) | 米国 | テニス混合ダブルス |
Outsportsによると、ロンドン五輪に参加したカミングアウト済みオリンピック選手は計23人。うち10人、つまり43パーセントがメダルを勝ち取ったわけで、これは選手全体のメダル獲得率(20パーセント)より高いとSBNation.comは報じています。
なおAfterEllen.comでは、女子サッカーのメイガン・ラピーノ選手が恋人のサラ・ウォルシュさんと仲良く金メダルをかじる姿が見られますよ。眼福。ちなみにこの写真でウォルシュさんが着ているサッカージャージは、ラピーノ選手のものだとのこと。
上記以外のLGBT選手の戦績まとめ(2012年8月14日追記)
SheWiredから、上記メダリスト以外のLGBT選手の戦績を抜き出してまとめてみました。
選手名 | 国 | 競技 | 戦績 |
---|---|---|---|
カレン・ハルツァー(Karen Hultzer) | 南アフリカ | アーチェリー | 個人戦第1ラウンドで敗退 |
ナタリー・クック(Natalie Cook) | オーストラリア | ビーチバレー | 予選ラウンドで敗退 |
マシュー・ミッチャム(Matthew Mitcham) | オーストラリア | 飛び込み | 13位 |
イムケ・デュプリッツァー(Imke Dupliztzer) | ドイツ | フェンシング | 個人戦第2ラウンドで敗退。団体エペで中国チーム(金メダル)に敗れる |
アレクサンドラ・ラクラベール(Alexandra Lacrabere) | フランス | ハンドボール | 準決勝進出ならず |
マイサ・ピッソア(Mayssa Pessoa) | ブラジル | ハンドボール | 準決勝進出ならず |
リッケ・スコーフ(Rikke Skov) | デンマーク | ハンドボール | 準決勝進出ならず |
キャロル・ペオン(Carole Péon) | フランス | トライアスロン | 55人中29位 |
アーチェリーのカレン・ハルツァー選手は個人戦のあとで公式にカミングアウトしています。過去に銅メダル(アトランタ)と金メダル(シドニー)を獲っているビーチバレーのナタリー・クック選手は、引退を表明。優勝候補ながら13位に終わった飛び込みのマシュー・ミッチャム選手は、リオデジャネイロ五輪にも出場したいと表明しています。