米ノースカロライナ州、州憲法修正条1号を可決し同性婚等を禁じる


米国ノースカロライナ州で、州憲法修正第1条が可決されました。これにより同州では同性婚、シビルユニオン、ドメスティック・パートナーシップなどが法的に認められないことになります。

詳細は以下。

Pinknewsによると、この修正第1条の内容は、こんなです。


「男女間の結婚のみが、この州で有効な、または承認される唯一のドメスティックな法的結合である」
“Marriage between one man and one woman is the only domestic legal union that shall be valid or recognized in this State.”

ノースカロライナでは、現行法下であっても同性婚は違法です。修正第1条が成立してしまうと、同性愛者のみならず、婚外子や、婚姻以外の関係でDVをふるわれた被害者なども法の庇護からとりこぼされてしまいます。なんでこんなもんを可決してしまったのか理解に苦しむところですが、Advocateはこう書いてます。


最新の統計では、修正第1条によってどのようなことが起こるのか理解している有権者はわずか46パーセントしなかった。にもかかわらず、有権者の55パーセントが修正第1条に賛成、39パーセントが反対だった。しかし、シビルユニオンまで禁止になるという知識が得られると、反対する人は61パーセントまで増えた。
The latest polling indicated that voters supported the amendment by 55% to 39%, although only 46% of voters understand the potential effects. Once voters were informed that the measure would also ban civil unions, opposition increased to 61%.
つまりはどんな弊害があるかわかってない人が多かったということなのでしょうか。ひょっとしたら、単なる「キリスト教的価値観VS同性愛」の問題だと思い込んでた人が多かったとか? これ後日裁判でひっくり返されたりはしないんでしょうかね、ほら、カリフォルニア州みたいに。