嫌がらせで人の家にセメントのペニスをつけた建設業者、罰金刑に
英国ブリストルの建設業者が、ある男性にホモフォビックな罵倒を浴びせ、さらに家の壁にセメントのペニスをつけて嫌がらせをしたことで罰金刑に処せられたそうです。
詳細は以下。
- Bristol builder who made concrete model penises is fined for anti-gay abuse | This is Bristol
- Builder fined for taunting man with cement penises - PinkNews.co.uk
この業者は34歳のマイケル・パークス(Michael Parkes)。事件は2011年の春、被害者のリチャード・アイヴス(Richard Ives)さん宅で起こりました。箇条書きにするとこんな感じ。
- パークスはアイヴスさん宅の隣の家で同僚と仕事していた
- アイヴスさん、「作業を始める前にうちの洗濯物を中に入れてもらえないか」と頼む
- パークスは攻撃的になり、アイヴスさんを「変態」("queer")と罵倒。さらにホモフォビックな単語で口汚くののしる
- アイヴスさん、パートナーを迎えに行くため自宅を離れる
- アイヴスさんが帰宅すると、ボール紙に同性愛嫌悪的な罵倒とペニスの絵を描いたものが置いてあった
- さらにアイヴスさんの家の壁に、セメントでつくったペニスがふたつくっつけてあった
2012年2月15日、ブリストル治安判事裁判所はパークスを有罪とし、罰金200ポンド(約2万5千円)と裁判費用200ポンドの支払いを命じたとのことです。
世にアンチゲイな表現は多々あれど、セメントでペニスを作るというのは初めて聞きました。どうせならそれをゲイショップで売れば大もうけだったかもしれないのに、と思ったら、PinkNewsのコメント欄にすでに似たような指摘がありました。
「セメントのペニス」
それを売ったらどう?
“cement penises”
I wonder if he sells them?
ふたつ買いたいな。ひとつは庭に置いて、もうひとつは家の中で椅子にする。
I’d love two. One for the garden and the other as a seat in the house.
それに帽子掛けやドアストッパーとしても、いつだって便利。
And always handy as a hat stand or door stop.
あと、『裸の銃を持つ男』のこちらのシーンを思い出したという声もありました。わははははは。
http://www.youtube.com/watch?v=fTH_B6VYr_8
そんなわけでこの建設業者さんは今後その造形の才を生かし、同性愛者とWin-Winの関係を目指したらいいんじゃないかと思います。嫌がらせで壁にセメントちんこをくっつけたところで、誰も得しませんから。