チッペンデールズのダンサーがゲイだとカミングアウト

米国の男性ストリッパーグループ「チッペンデールズ」のダンサー兼歌手のJaymes Vaughanさんが、QVegas magagineでゲイだとカミングアウトしたそうです。

詳細は以下。

チッペンデールズがどんなパフォーマンスをするグループなのかは、以下の動画(http://www.youtube.com/watch?v=rRfYc5UNzCU)がわかりやすいかと思います。いや−、いい体だねえ。

今回の件は、Queertyでは「何だって!? チッペンデールに歌手がいるのか?」と驚かれていますが、あたしはむしろ「何だって!? チッペンデールって全員ゲイじゃなかったの?」と思ってしまいました。いやごめん、偏見です。どうしてもマーゲレット・チョウのこのギャグが脳裏をよぎってしまって。


チッペンデールのダンサーはゲイよ。ゲイ。なぜなら、目に見える腹筋を持っているノンケ男性なんて存在しないから。
The Chippendale's dancers are gay. They're gay. Because there is no such thing as a straight man with visible abdominal muscles.

話を元に戻すと、Vaughanさんはチッペンデールのリオ・ホテルでのショウのリードシンガー兼MCであり、かつカジノのショウのリードボーカルも掛け持ちでつとめているのだそうです。以下、彼のことば。


「誰かを元気づけることができる可能性に、つまり認識を変えられるという可能性に本当にわくわくしています。バージニア州チェスターフィールド郡で座っていた14歳の自分自身が何らかの希望を見いだせるように、舞台の力を生かすことができるといいと思います。14歳の自分は尊敬できる人もおらず、母親にはゲイでいてはいけないと言われ、教会からは地獄行きと言われ、いちばんの親友は「周囲になじめない」という理由で自殺してしまいました。彼は何も希望が持てなかったから自殺したんです。私は長い間、成功するには隠れていなければならないと思っていました。私は、人は本当の自分自身であることでより成功できるのだとわかりました。
“I’m really excited about the possibilities of inspiring someone; the possibilities of changing perceptions. I hope to be able to take advantage of a platform so that my fourteen-year-old self that was sitting in Chesterfield County, Virginia, might find some hope. The fourteen year old that had no one to look up to; whose mama told him he better not be gay; whose church told him he was going to hell; whose best friend killed himself because he didn’t “fit in.” Because he didn’t have any hope. I thought for so long you had to cover up who you were to be successful. I’ve realized you can be more successful by being yourself.”
とにもかくにも、一晩にふたつのステージを掛け持ちして走り回り、たった4分間の休憩時間にバーガーキングのサンドイッチを詰め込むという生活であの体を維持してるのはすごいわ。今後もその割れ割れ腹筋で男も女も魅了して、大成功をおさめてほしいものです。