同性愛者は異性愛者より子育てのモチベーションが高く、献身的(米研究)


米国マサチューセッツ州クラーク大学の研究で、ゲイやレズビアンは子育てで異性愛者にはない能力を発揮することがあるという結果が示されたそうです。

詳細は以下。

この研究をおこなったのは同大学の心理学者Abbie Goldbergさん。Goldbergさんによると、子どもを育てる同性愛者は平均的な異性愛者よりも育児に関して「よりモチベーションが高く、献身的である傾向が高い」のだそうです。そうなる理由は、「同性愛者は、自ら選んで親になっているから」。

同性愛者が偶然子どもを持つことはめったにないのに対し、子どもを持つ異性愛者のうちほぼ半数は、不慮の妊娠で親になっているとGoldbergさんは述べています。つまり、同性カップルは子どもを持とうと決めて計画的に家族をつくる分だけ用意がととのっており、結果として「平均よりも育児に献身的で熱意も高い」(Goldbergさん)ということになるみたい。

そりゃ、欲しくもないのにデキちゃって、「お前さえいなければ」とか言いながら泥縄で育児するのと、望んで妊娠出産して(あるいは養子に迎え入れて)準備万端で育てるのとでは、子どもに対する態度も違ってくるよねえ。これって結局、同性カップルだから/異性カップルだからというより「育児には準備が必要」「避妊および妊娠出産は計画的に」という話なのかも、とあたしは思います。

同性カップルの育児については、これまでにもさまざまな研究がおこなわれています。あたしが知る限りでは、同性カップルの育児は異性カップルとほぼ変わらないか、または異性カップルよりも問題が少ない傾向にあるという研究結果が多いみたいです。過去にうちのLGBTニュースで紹介したもののリンクを貼っておきますので、合わせてどうぞ。