「ゲイって言うな!」小学生2人がキャンペーン動画を作成

いや、これは痛快。すっかりこの2人のファンになっちゃったよあたしは。
動画を貼る前に少し補足説明しておくと、もともとは同性愛者を示す差別的でない語として採用された「ゲイ」という単語が、今では英語圏の主に子供たちの間で「バカな」「役立たずの」という意味の形容詞として濫用されているという困った事実があるんです*1。小学生が学校の校庭とかで、それが同性愛者を指す言葉だとも知らずに、一種の軽蔑語としてゲイゲイ言ってるんですよ。で、そうした現状にノーをつきつけるべく、小学3年生と8年生の兄弟がこんな動画を作ったんです。

内容はこう。スケートボードで無様に転倒した兄が「うわっ、マジでゲイ」と叫ぶと、弟が現れ、兄の頬を「ビシィッ!」と引っぱたきます。以下、会話。


弟「ゲイって言うな! それって意地悪で、失礼だぞ!」(と言って、また派手に引っぱたく)
兄「うわ! 今度は何だよ!?」
弟「お前がバカ(stupid)だからだよ!」
そして流れるテロップ。

「何かをゲイだって言うとき、自分が何を言っているのかわかってるのか? やめちまえ、そんなこと!」

この動画を作ったのは、小学3年生のDrake Violaくんと、そのお兄さんで8年生のGrantくん。Grantくんのクラスの、公共広告をつくるプロジェクトの一環として制作したものなのだそうです。Queertyのニュース経由で知りました。好きだわー、こういうの。