メキシコで「初の」ゲイ向けビール発売
メキシコの小さなビール会社が、自称「史上初の」同性愛者向けビールを発売するそうです。ビールの名前は「Purple Hand」「Salamandra」といい、日本でも買えるとのこと。
詳細は以下。
- Mexico produces first “artisan honey-ales” directed to the gay-lesbian market ― MercoPress
- Mexican brewery unveils first gay beer - Telegraph
このビール会社の名前は「ミネルバ」。「ゲイとレズビアンという、あまりにも長い間無視されてきたものの、重要でとても要求の厳しいコミュニティ」に向けた製品を提供するという発想から、このようなビールを販売しようと決めたのだそうです。
このビールは100%オーガニックな小麦とモルトから作られており、ほのかに蜂蜜の香りがするとのこと。ビールの製品名である「Purple Hand(紫の手)」と「Salamandra(サラマンダー、火とかげ)」は、ゲイ・アイコンやゲイ・イベントへのトリビュート。たとえば紫の手は、1969年の、サンフランシスコで新聞がLGBTの名誉を傷つけたことに対する抗議活動に敬意を表するものなのだそうです。ビールのラベルはのり付けされておらず、瓶からとりはずしてゲイとレズビアンのプライドのシンボルとして飾ることができるとのこと。
「Purple Hand」と「Salamandra」はまずメキシコとコロンビアと日本で発売開始するとのことですが、既に米国やアルゼンチン、エクアドル、チリなどからも購入の申し込みが来ているそうです。
酒造メーカーのゲイ・マーケット向けのイメージ広告はよく見かけますが(たとえばアブソリュート・ウォッカとか)、そう言えば大々的にゲイ・コミュニティ向けをうたって売り出されているお酒ってあんまり見たことがないですね。見かけたら積極的に買ってみて、おいしかったら今後ひいきにしようと思います。