「薬のせいでゲイセックス中毒になった」フランスの51歳男性、製薬会社を訴える

フランスの51歳男性が、パーキンソン病治療のため服用した薬のせいで「強迫的なゲイセックス中毒」になったとして、製薬会社のグラクソ・スミスクラインを訴えているそうです。

詳細は以下。

この男性Didier Jambartさんは既婚者で、2児の父。2003年から2005年にかけて、パーキンソン病治療薬「レキップ錠」(ロピニロール塩酸塩)を服用していました。

Jambartさんの主張では、2003年にこの薬を飲み始めてすぐ行動に変化が起こり、3度の自殺未遂とオンラインギャンブル中毒、そして異性装やゲイセックス中毒などが引き起こされたとのこと。また、危険な性的行動に走る中でレイプもされたと彼は主張しています。

このような行動は服用をやめたらおさまった、とJambartさんは証言しているそうです。

SameSame.com.auによると、現在この薬には、レキップ錠を服用した人の中には「ギャンブルの問題、強烈な衝動、性的な衝動やふるまいなどのような強迫的で尋常ならざる行動を引き起こした」人もいるという警告ラベルがつけられているそうです。が、このような警告が表示されたのは、Jambartさんが服用をやめた1年後だったとのこと。

副作用で問題行動が引き起こされていたのだとしたら、なんともお気の毒な話です。しかし日本だとこの手のニュースは「仰天! 人をゲイにする薬!」みたいにネタとしておもしろおかしく報じられちゃいそうで(ついでに異性装も危険なセックスも全部ゲイネスといっしょくたにされそうで)、なんか警戒します。
しばらく同性愛関連の日本語ニュースに注意しておけなければ。

単語・語句など

単語・語句 意味
hypersexuality 性行動亢進