アンチゲイな教会、サンダンス映画祭で抗議運動

2011年1月23日、「神はオカマを憎んでいる(God hates fags)」のプラカードで有名なウエストボロ・バプティスト教会が、サンダンス映画祭で抗議活動を行ったそうです。これは、ホモフォビックな牧師がゲイだと思った人を殺し始めるという内容のホラー映画に対する抗議だとのこと。
詳細は以下。

問題の映画は『Red State』という題名で、同性愛反対運動を風刺するもの。ウエストボロ・バプティスト教会は、この映画が「神をばかにしている」として抗議するため、サンダンス映画祭が開催されているユタ州パークシティまで出向いて行ったのだそうです。ちなみに彼らがそこで出くわしたのは、学生を主とした逆抗議。いつも悪名高いプラカードをかかげてアンチゲイな活動をする同教会を皮肉るため、「神はプラカードを憎んでいる」というプラカードを持っていた人もいたそうです。

エントリ上部にこの映画のトレイラーを貼り付けてみました。これを見る限り、少なくとも冒頭の憎しみに満ちたプラカードだの、宗教的陶酔だのは、ウエストボロ・バプティスト教会が普段やってることと何が違うのかまったくわかりません。調べてみてわかったんですが、『Red State』を撮ったケヴィン・スミス監督は、この映画は同教会の実在の人物・Fred Phelps牧師を含めた、憎しみに満ちたステレオタイプを非難するものであると語っています。なるほど、納得。日本で公開されたら見てみたいです。