「縛り首にしてしまえ」ウガンダのタブロイド紙、同性愛者100人の顔写真と住所を公開して扇動(追記あり)

アフリカのウガンダ共和国タブロイド紙「ローリング・ストーン」が、同性愛者とされる男女100人の名前や住所、写真を2010年10月9日の紙面に掲載し、「縛り首にしてしまえ」と煽っているそうです。

詳細は以下。


【10月22日 AFP】同性愛が違法とされ、極刑を含む厳罰化法案が国会に提出されているアフリカのウガンダで、同性愛に反対する論調の新タブロイド紙が「彼らを縛り首に」という見出しや、同性愛者の写真を掲載し、国内外で物議を醸している。
問題となっているのは、タブロイド紙ローリング・ストーン(Rolling Stone、米国の同名誌とは無関係)。10月2日号では目立つ同性愛者100人の身元を割り出すと約束し、さらに以前の号の見出しでは、同性愛者の権利を求める活動家は「縛り首にしてしまえ」と扇動した。


リストは9日付の大衆紙ローリングストーン」に掲載された。同紙は同名の米誌とは無関係。見出しの横に「絞首刑にしろ」との文字が躍り、100人の住所も明記されている。

ウガンダでは2009年4月に、別のタブロイド紙「The Red Pepper」が同じようなことをやってますね。詳しくは以下をどうぞ。

あれから1年半たっても、同国のホモフォビアは相変わらず絶好調のフルスイングというわけです。AFPBBの記事内にある通り、ウガンダでは同性愛は最高で終身刑となる違法行為で、「同性愛者は社会的から切り離され、医療サービスも断られ、治療もできなければ家も持てない」という状態にあります。あと何人の同性愛者をぶち殺せば、この「フルスイング」は止むのでしょうか。

追記

47NEWS(よんななニュース)によると、このタブロイド紙のリストを元にした襲撃事件も既に起きているそうです。


人権活動家らによると、少なくともリストに載った4人が何者かに襲われ、家に投石されるケースもあった。仕事を変えた人や、引っ越しを余儀なくされた人もいるという。