英国の旅行会社、サイト検索にLGBT向けのフィルタを設定

英国のオンライン旅行予約サイトExpedia.co.ukが、2010年5月、検索のオプションとして、LGBTフレンドリーなホテルが選べるフィルタを設定したというニュース。

このフィルタは、偏見のないホテルを探すのが困難であるという調査結果に基づき、国際ゲイ・レズビアン旅行協会(International Gay & Lesbian Travel Association、IGLTA)の協力のもとに開発されたもの。現在500件以上のゲイ・フレンドリーなホテルが登録されており、アメリカやヨーロッパなどの計15箇所の都市から、目的地ごとにホテルをサーチできるようになっているそうです。

そう言えば、英国のB&Bでゲイカップルが宿泊拒否されたという話を何度か聞いたことがあります。今年3月にもバークシャーで同様の事件が起こり、訴訟問題にまで発展しています。日本でも、大阪市のホテルがダブルの部屋に男性2人で宿泊するのを拒否して問題になったことがありますね。あらかじめLGBT歓迎の宿を選べるのならそれに越したことはないし、もっとたくさんの旅行サイトでこういう検索オプションを採用してくれないかなと思います。もちろん、わざわざ検索で選ばずともどのホテルでも差別されない世の中になれば、それがベストではありますけど。