リトアニアの国会議員、ゲイ・プライド・マーチ中の暴力行為で裁判に

リトアニア初のゲイ・プライド・マーチ開催、投石や逮捕者も - みやきち日記の続報です。

あろうことかリトアニアの国会議員ふたりが、2010年5月8日のこのプライド・マーチの最中に暴力行為を行った容疑で、裁判にかけられることになったとのことです。容疑をかけられているのは、Petras Grazulis議員とKazimieras Uoka議員。

Grazulis議員はゲイ嫌いを公言している人で、プライド・マーチ当日、フェンスによじ登って警官に攻撃を加えているところを目撃されたんだそうです。この警官というのは、マーチ参加者の警護にあたっていた人です。Grazulis議員は取材に対し、「同性愛者は警察に助力を頼むのではなく、自分たちで警備員を雇うべきだった。こんなにたくさんの警察官が同性愛者を警護するとは、なんという愚行だ」と言っているとのこと。

警察の仕事は国民を守ることで、同性愛者も国民のうちに含まれるとあたしは思うんですけどね。

Uoka議員が何をしたのかは元記事には書かれていませんが、同議員は「自分たちが受けるもっともありそうな刑罰は、罰金約2000リタス(約6万5千円)と15日の拘禁だ」と語っているそうです。

それにしても国会議員自らプライド・マーチを妨害とはおそれいりました。これが史上初のゲイ・プライド・マーチだったリトアニアですが、まだまだ取り組むべき課題は多そうですね。