約40歳年下の19歳少年と不倫した英・北アイルランド自治政府首相の妻って、アンチゲイな人だったんですね

イギリスの北アイルランド自治政府の首相の妻にして国会議員のアイリス・ロビンソン氏が10代男性と不倫し、約740万円の金銭援助までしていたというニュースは最近日本でも流れましたが、この人ってアンチ同性愛派だったんですねえ。びっくり。

上記リンク先によると、この人、同性愛は「治療」して異性愛に治せるとか発言してたんですってよ。おまけに政府の委員会で、同性愛者と小児性虐待者をいっしょくたにし、


「罪のない子供への性的虐待ほど卑しむべきものは、同性愛とソドミーを除いて他にありません」
"There can be no viler act, apart from homosexuality and sodomy, than sexually abusing innocent children."

児童虐待ほど胸が悪くなるものは想像できません。同性愛行為と同じようなものです」
"I cannot think of anything more sickening than a child being abused. It is comparable to the act of homosexuality."

などと述べていたとのこと。政府はこれらの発言を非難し、市民からは辞職請求の声も上がったそうですが、法律では政治家の個人的意見表明に対する処罰は規定されておらず、特に処分は下されなかったとのこと。

そんな人が約40歳も年下の10代少年にカネまで払って不倫してたとは、まったく、寝言は寝て言えって感じですな。もっとも英国では19歳なら性交同意年齢に達していますし、年の差がどれだけあろうとそれ自体は犯罪を形成しませんが、夫であるピーター・ロビンソン首相にとっては十分「胸が悪くなる」事態なんじゃないの、これ。

ちなみにピーター・ロビンソン首相は11日、この問題がらみで約6週間離任すると発表しています*1。他人のセクシュアリティを見下す暇があったら、自分自身の下半身のふるまいが一体何を引き起こしたかよく振り返ってみるといいよアイリスさん。

単語・語句など

単語・語句 意味
sanction 制裁、処罰
denounce 公然と非難する