「子どもをつくる能力は結婚が合法かどうかを判断する条件ではない」ハーバード大教授、米同性婚裁判で指摘

米国連邦裁でカリフォルニアの同性婚の違憲問題裁判がスタート - みやきち日記の続報です。米国の結婚史の専門家であるナンシー・コット米ハーバード大教授が、12日にこの裁判に出廷し、「米国では子どもをつくる能力は結婚が合法かどうかを判断する条件ではない」と指摘したというニュース。以下、引用。


コット教授は、生殖能力を失った高齢者や不妊の女性も結婚していることが多いとした上で、無精子症だったとして知られる、米国の初代大統領のジョージ・ワシントンGeorge Washington)も結婚していたと指摘。コット教授の発言は、前日に示された「結婚制度の主な目的は、安定した関係の中で、生殖を促進し、生殖を前提とした男女間の自然な性行為を導くものだ」とした同性婚反対派の意見に反論したもの。
コット教授は、政府は歴史的に特定の結婚に制限を加えてきたと語った。教授によると、米国の州のうち少なくとも41州は、歴史のある一時点で、白人と黒人間、白人とアジア人間の結婚を禁止していたことがあり、そうした法律を可決した議員たちは、「これらの法律は神の定めを実現するもの」で、きわめて当然のことだと考えていたという。(c)AFP

これは説得力あるなあ。覚えておこう。というのは、うちみたいにガンガンLGBTニュースを紹介しているサイトの掲示板にさえ、「同性愛は子供が作れないから不自然! フィクションの中でだけ楽しむべきものであって、同性婚などもってのほか」みたいなたわ言を言う輩が定期的に湧くからです。今後またそういう人が現れたら、このエントリにリンク貼って「読め」とだけ書いて終わりにしたいと思います。